はじめに
私、かなびーのFXのメインがトラリピに落ち着いた理由について書いてみたいと思います。
資産を作りたい。そして増やしたい。
皆さん、そのように思ったことはありますよね。
資産を作る方法としては、株、不動産、貯金、投資信託などいろいろありますが、その候補として、FXがあります。
FXをやるならば、マネースクエアのトラリピは選択肢として入れていいと思います。
私は、今までにもいくつかのFX業者で取引をしたことがあります。
裁量取引もしていましたが、かなり大変でした。
そして、私は裁量トレードはハッキリ言って下手で、利益がマイナスのことも多かったです。。
ドカンと多めに負けたこともありましたし、あと少しなんですがプラスにならないこともありました。
今はマネースクエアのトラリピをメインにFXの取引をしています。
私がやっているFXがどうしてトラリピに落ち着いたかの理由をお話しします。
前提条件
まず、私、かなびー個人の状況を説明します。
人によって、現在生きている環境・状況が違うため、皆さんが私と同じになるとは限りません。参考程度に読んで下さい。
私も、いろいろなしがらみの中で生きており、FXを続けていくのには前提条件があります。私の条件はこんな感じです。
- 会社員として日中は働いているため、日中、チャート等を見ながらの裁量トレードはできない。
- 仕事中は、スマホはほとんど触らない。
- 会社からの帰宅時間が、21時を過ぎていることがほとんどである。
- 朝が早い。子どもを保育園に送ってから会社に出社するため、朝が早く起きて投資のための画面を見る等は厳しい。もちろん、夜中もチラ見程度で取引しない。
こんな前提条件があるため、FXは自然とトラリピに収束していきました。
トラリピに落ち着いた理由(メリット)
理由1:ラク(自動で売買してくれる)
トラリピは、自動で売買してくれるため、ラクです。
私は日中は働いているため、チャート等はほとんど見れません。チャートを追いながらのトレードもできません。
また、会社から帰ってきて、夜中にチャート画面を見て取引、というのも生活のサイクルとしては難しいです。
夜中にトレードに夢中になってしまうと、次の日の影響が出てしまいますので。。
トラリピは、ときどきのチェックは必要ではあるものの、基本的には自動で売買をしてくれるため、とてもラクなのです。
理由2:売買のタイミングを確実に捉えられる
トラリピは、システムが自動で機械的に売り買いをしてくれるので、売買のタイミングを迷いません。そして確実に捉えてくれます。
もう少し高く(低く)なるまで、ドキドキ(イライラの場合もあり)しながら為替の動き待つ、ということがありません。
これはとても大きいと思います。感情に左右されない、というヤツですね。
また、売買に良いタイミングは、自分がチャートを見ているときにやってくるとは限りません。
仕事中だったり、家族と一緒だったり、寝ている時に良いタイミングが来るかもしれません。
そんな時、自分で売買しなければならない場合には、指値等での対応もできますが、
ポジションをたくさん持っている場合には、すべての注文に対して指値の設定しなければいけないので、とても大変です。
トラリピのように、1個1個のポジションは小さく、値幅を広く、ポジションの数は多く設定したいときに、売買のタイミングを確実に捉えられるのは、とても心強いのです。
理由3:選択肢がなかった
私がトラリピを始めた2011年12月当時は、システムで自動的に売買を進めてくれるものが、トラリピしか選択肢がなかった。。。気がします。
正確に言うと、他にもあったと思いますが、他の人が作ったプログラムを組み合わせ選択し運用させていく方法とか、
自分でゴリゴリプログラムを書いて運用するMeta Traderのようなものだったと思います。
Meta Traderの場合には、そのプログラムを走らせるためのサーバーを別に借りる等して運用をする必要があったと思います。(為替相場は常に動いているため、24時間走らせる必要があるためです)現在はどのようにしてプログラムを走らせているのかはわかりませんが。
取引のために追加でサーバーを借りると、お金もさらにかかってしまいます。
システムで自動的に売買を進めてくれるシステムがよいと思ったので、トラリピにしました。
理由4:戦略が組みやすい
トラリピは、トラリピ運用試算表というもので計算することで、為替の動きにどのくらいまで耐えられるかをあらかじめシミュレーションすることができます。
それがトラリピ運用試算表なのですが、これは口座を開設した人だけが使用できるそうですね。。
これにより、用意する金額が、どのくらいの為替の動きに耐えられるのかを計算できます。この計算の作業が、「戦略を組む」作業となります。この作業はとても重要です。
ここで前もって計算しておけば、為替が動いたとしても、想定の範囲内であれば問題ないことになります。
計算では、想定する値動きの範囲やポジションをとる間隔を動かし、設定(計算)をしていきます。
計算は、マネースクエアの口座開設をしてやる方法もありますが、表計算ソフトでもできます。
どちらの方法でもよいので、このシミュレーションを何度もすることで、どこで自己資金がマイナスになるのかを判断、決定します。
自分の資金に対して最適な調整のところに行きつくのは簡単ではないかもしれませんが、戦略が組みやすいと思います。
ロスカットで資金がなくなるのが不安な人は、為替の動きを今までの最高値や最安値に設定しても破綻しないようにすることで、ロスカットを防げます。
通貨ペアによっては、最高値から最安値までをカバーできるように設定するとかなりの資金が必要になることもありますので、どの通貨ペアで運用しようとするのかを決めるのも大切です。
設定し、運用した後の話になりますが、結果、資金が増えても、減ってしまっても、少しずつでもいいので戦略は随時見直していった方がいい、いや、見直していくべきだと思います。
トラリピのデメリット
ここまで、メリットばかりお話ししてきましたが、もちろんトラリピにもデメリットはあります。
今回は2つのデメリットをあげてみました。
デメリット1:含み損を抱えることが多い
トラリピについて少し調べるとわかると思いますが、トラリピは、システムの性質上、含み損を抱えながらの運用となることが多いです。
「それは仕様です。」と言ってしまえばそれまでなのですが、その性質ゆえに、始めるときには、以下の内容を確認することが大切です。
- 現在の通貨ペアの値が、過去からの為替の動きの中でどの位置なのかを確認する。
- 自己資金に対する最大ポジション数を決める。
- 最大損失がどのくらいになるかを確認する。
そうはいっても、いざ始めると、自己資金が為替変動によってマイナスになっていくのは、初めての方には精神的にかなりキツイでしょう。
画面を数字を見てアワアワしてしまうと思います。
私みたいに大きな損失を抱えてくると慣れてくる、というわけでもありません。
私も時々アワアワしています(笑)
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為替相場は変動しますので、含み損に耐えながら、そして最大損失との違いを見ながら、運用を進めていきましょう。
デメリット2:為替相場が動かないときにポジションを持てず、全然儲からない
為替相場は変動します、と書きましたが、全然変動しない場合もあります。
最近ですと、2018年、2019年がそれに当たります。
この2年間は、例えばUSD/JPYの年間での為替の変動幅が、2018年は10円未満、2019年は8円未満と、とても狭くなっていました。
トラリピは、為替の変動幅が狭い場合には、その特性上、なかなか機能してくれません。
機能しないということは、なかなか利益も出てこないということです。
誰だって早く利益を出したいですよね。
そのためには、「買う」または「売る」ことをしてポジションを持たないといけない。でも、値動きが小さく、為替相場が動かないため、
設定したところまで来ずに、全然売買されない。ポジションを持たないまま時が過ぎていく。。。
このような状況もよく発生します。もどかしく、イライラしてしまうことになると思います。
ただ、トラリピで運用して行くのなら、自分で設定した値段に為替が動いてくるまで、「何もしない」 のが最善の策となることが多いです。
「稼ぎたい!」という欲望が心の底にある中での「買いたい!」という思い、
ポジションを持ちたくてたまらない! (いわゆる「ポジポジ病」というやつですね。)
これに耐えられるか。
これに耐えられず、なんとなくポジションを持ってしまい、利益が出るまで持つんだ!となってしまうと、今の私のようにリカバリーが大変になってしまいます。
以上、デメリットを2つ挙げましたが、2つとも、「早く儲けたい!」という心に逆らう、耐える部分が大きく、慣れるまでがなかなか大変な内容です。
私は、今では一週間くらい何も売買がなくても平気になりました。ホントは売買してほしいけど(笑)
何とか慣れるしかないです。
まとめ
メリット、デメリットをいろいろあげましたが、まとめますと、
私がトラリピに落ち着いた理由では、メリットがデメリットを上回ったからです。
もう一度整理しますと、
メリット
- 理由1:ラク(自動で売買してくれる)
- 理由2:売買のタイミングを確実に捉えられる
- 理由3:選択肢がなかった
- 理由4:戦略が組みやすい
デメリット
- 含み損を抱えることが多い
- 為替相場が動かないときにポジションを持てず、全然儲からない
となります。デメリットは、心持ちの部分が大きいです。何とか慣れましょう。
以上、トラリピに落ち着いた理由でした。