トラリピ設定を更新
2021年5月8日に、EUR/GBP(ユーロ/英ポンド)がリリースになりました。
そこで、EUR/GBPについても、新しい設定を追加して運用していくことにしました。
2021年5月11日から、トラリピのEUR/GBPで新しい設定を追加して運用しています。
設定内容は、トラリピの戦略を参考に、
設定する資金を縮小させたようなイメージになります。
マネースクエアによるトラリピの戦略はこちらです。
マネースクエアで紹介されていた戦略では、資金が100万円で設定されたものでした。
マネースクエアのページでは、次のように紹介されています。
その後、こちらの戦略が公開されました。
以下に、EUR/GBP(ユーロ/英ポンド)のメリットを示します。
こちらの内容は、マネースクエアのページからの抜粋をまとめたものになります。
EUR/GBPのメリット
- リピートしやすい
- 100pipsあたり総推移が大きい
- 高低差(レンジ)が狭い
- 収益力が高い
- AUD/NZDと比較して、EUR/GBPの方が、100pipsあたりの収益が高い
※NZD/JPYよりもGBP/JPYの方が為替レートが約2倍高いため(2021年4月現在)
- AUD/NZDと比較して、EUR/GBPの方が、100pipsあたりの収益が高い
- ショック相場にも”そこそこ”強い
- AUD/NZDほどショック相場に強くはないが、
USD/JPY、EUR/JPY、AUD/JPY、GBP/JPYよりも、
ショック相場での為替レートへの影響が小さい
- AUD/NZDほどショック相場に強くはないが、
こちらの内容を見て、今回の設定を追加しようと考えました。
更新したトラリピ設定
今回更新した設定について説明します。こちらです。
赤枠が、追加・更新した部分になります。
今回の設定内容
※グレーの部分は、今回設定していません。今後、実際の為替レートを見て、随時追加していく予定です。
レンジについては、キリのいい数値から少しずらしています。
また、利益金額の設定(5.27GBP)の根拠はあまりなく、適当です。
EUR/GBPのデメリットというわけではないですが、
注意しなければならない点もあります。
その一つは、より多くの資金が必要になるところです。
マネースクエアのEUR/GBPの紹介ページでも述べられていますが、
GBP換算になりますので、AUD/NZD(NZD換算)より多くの証拠金が必要になります。
そのあたりを注意して見ていく必要があります。
今後の状況次第で設定を変更する可能性があります。
各通貨ペアでのトラリピ設定の決め方は、
以前から変わっていません。(2020年7月の記事を参考)
- レンジの幅 :売りトラリピと買いトラリピの境目が少し重なる設定にしています。
- トラップ本数:資金に合わせての設定にしています。
参考に、前回(2021年3月)に設定した内容がこちらです。
赤枠は、前回設定時に追加した内容です。
2021年3月に設定した内容
通貨ペアについて
通貨ペアについて、簡単に説明していきます。
私の各通貨ペアでのトラリピの決め方は以下のようになります。
- 通貨ペアの、1990年頃~現在までのチャートを確認する
- 最高値、最安値、中央値を確認する。※1
⇒ トラリピハーフアンドハーフでの運用を想定しています。 - トラリピ運用試算表で、中央値を中心にして
買いトラリピ/売りトラリピを設定する。
⇒ ここで、どのくらいの資金を割り当てるかを決めます。
※1 あくまで、長期間での値動きの範囲をつかむためのものですので、数値には多少のズレがあります。
EUR/GBP
今回は、EUR/GBPになります。
1990年頃~現在までのチャート(トラリピのチャート)を確認してみると、以下のようになります。
※今回は、2001年から~2021年5月までのチャートでの確認としました。
EUR/GBP
- 最高値 :0.98029 ( 2008年12月 )
- 最安値 :0.60400 ( 2001年12月 )
- 中央値 :0.79214
- 値幅 :0.37629GBP
この結果より、
中央値の0.79214から0.60400近辺まで買いトラリピを、
中央値の0.79214から0.98029近辺まで売りトラリピを
自己資金に合わせて仕掛けていくことになりますが、
以下のような内容でアレンジしています。アレンジの理由はほかの通貨ペアと同様です。
EUR/GBPをアレンジ
- 中央値を、計算で出した0.79214から少しずらす
- 設定した日の為替状況を見て、買いトラリピの範囲を狭めたり、範囲全体をずらす
- 売りトラリピと買いトラリピの境目を少し重なるように設定する。
- 回転率を重視する方針にするため、決済トレールをしない設定にする
今回のトラリピ設定のイメージ図は、このようになります。
青い部分が売りトラリピゾーン、赤い部分が買いトラリピゾーンになります。
今回の設定も、マネースクエアによるトラリピの戦略を参考にしましたが、
資金力に合わせた内容になっています。
アレンジを加えた部分は、為替レートの範囲です。
範囲を少し狭めにしています。
EUR/GBPの現在の為替レートは、最高値、最安値のほぼ中央くらいの位置にあり、
非常に計算がしやすい状況です。
トラリピ運用試算表でチェック!
今回、資金:30万円 という条件で、
EUR/GBPの買いトラリピが2001年頃~現在(2021年5月)までの最安値の状況になったときに、
証拠金維持率がどうなるかをトラリピ運用試算表で調べてみました。
ロスカットが0.71557GBPとなっています。
資金が30万円ですと、耐えられるのは0.71557GBPまでで、
2001年頃~現在までの最安値(0.60400)までは耐えられない状況です。
今回安値として設定した0.72843より為替レートが下がってきた場合、
資金状況によりますが、そのまま続けるのか、
いったんリセットするのかを判断する必要があります。
また、資金:30万円 という条件で、
EUR/GBPの売りトラリピが2001年頃~現在(2021年5月)までの最高値の状況になったときに、
証拠金維持率がどうなるかをトラリピ運用試算表で調べてみました。
ロスカットが0.93415GBPとなっています。
2001年頃~現在までの最高値(0.98029)までは耐えられない状況です。
今回高値として設定した0.93004より為替レートが上がってきた場合、
資金状況によりますが、そのまま続けるのか、
いったんリセットするのかを判断する必要があります。
今回設定した内容です。
おわりに
こちらの設定内容に更新して
EUR/GBPを2021年5月15日からスタートさせています。
今回は、本家マネースクエアの設定よりは、資金少なめ用にアレンジしていますが
為替レートの範囲は狭めたものの、少しチャレンジングな設定になっています。
こちらについては、上でも書きましたが、為替レートをしっかりと注視し、
判断をしていく必要があります。
EUR/GBPの為替レートが、これからどのように動いていくのか、とても楽しみです。
トラリピが機能してくれるようになるといいなと思います。
以上、トラリピ設定更新(2021年5月) でした。