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トラリピ トラリピ設定

トラリピ設定更新(2021年7月)

トラリピ設定を更新

2021年7月中旬に、トラリピ設定を変更しました。

設定の変更内容は、以下のようになります。

トラリピ設定変更内容

  • 利益金額の設定変更
  • 決済トレールの採用 : なし → ありへ
  • トラップ幅の一部変更
  • トラップ本数を一部変更

また、トラップ幅の変更と、トラップ本数の変更に伴い、

レンジの幅も変更しています。

変更のきっかけですが、6月の結果を確認し、損益の割合を見たところ、

導入して間もないEUR/GBPが機能していたのはうれしかったのですが、

通貨ペアでの利益の割合にかなり偏りがあるなと感じました。

2021年6月の結果(トラリピ)

2021年6月の結果 マネースクエアのトラリピでFXをしています。 2021年6月の結果(2021/6/30時点)は、このようになりました。   各通貨ペアの損益について 各通貨ペアの損益と ...

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この6月の結果を見て、EUR/GBPと、AUD/NZDについても

トラリピの設定を変更することにしました。

現在、利益が多く出ているNZD/USDでは、決済トレールを使用しています。

ここ最近、為替の変化(ボラリティ)は少なめです。

そのため、決済されるのは、為替が大きく動いたときになるのですが、

決済トレールを設定している場合、

為替レートが大きく動いたときに利益がより大きくなりますので、

NZD/USDは、決済トレールの恩恵をかなり受けています。

トラリピの利益金額の幅を狭めることを考えると同時に、

決済トレールのあり/なしについても検討し、

結果、決済トレールを採用することにました。

また、決済トレールを採用していますが、

為替の変化が少ない中でも決済する回数を増やしたい、という目的で、

利益金額も変更しています。

AUD/JPYについては、売りトラリピが稼働している状況で

ずっとマイナスの状態だったのですが、

為替レートが何とか戻ってきてくれたため、

利益が出た状態でいったんすべて決済し、

AUD/JPYの売りトラリピについてはいったんお休みとすることにしました。

更新したトラリピ設定

今回更新した設定について説明します。こちらです。

青字が、追加・更新した部分になります。

今回、更新箇所がたくさんあり、今までのように赤枠で囲むとわかりにくくなってしまうため、この表記としました。

今回の設定内容

※グレーの部分は、今回設定していません。今後、実際の為替レートを見て、随時追加していく予定です。

参考に、前回(2021年5月)に設定した内容がこちらです。

赤枠は、設定時に追加した内容です。

2021年5月に設定した内容

レンジについては、キリのいい数値から少しずらしています。

また、利益金額の設定根拠はあまりなく適当に決めましたが、

以下のような方向で変更しました。

  •  利益金額   : 少なめに設定
  •  決済トレール : ありに設定
    ※いずれも、2021年5月の設定内容との比較です。

各通貨ペアでのトラリピ設定の決め方は、

以前から変わっていません。(2020年7月の記事を参考)

  • レンジの幅 :売りトラリピと買いトラリピの境目が少し重なる設定にしています。
  • トラップ本数:資金に合わせての設定にしています。

各通貨ペアについて

各通貨ペアでの設定について、説明していきます。

私の各通貨ペアでのトラリピの決め方は以下のようになります。

  1.  通貨ペアの、1990年頃~現在までのチャートを確認する
  2.  最高値、最安値、中央値を確認する。※1
    ⇒ トラリピハーフアンドハーフでの運用を想定しています。
  3.  トラリピ運用試算表で、中央値を中心にして
    買いトラリピ/売りトラリピを設定する。
    ⇒ ここで、どのくらいの資金を割り当てるかを決めます。

※1 あくまで、長期間での値動きの範囲をつかむためのものですので、数値には多少のズレがあります。

では、詳細を以下で説明します。

AUD/JPYについては、売りトラリピをいったん中止し、買いトラリピのみとなりましたが、設定は変更していませんので、省略します。

NZD/USD

NZD/USDの考え方

NZD/USDです。

1990年頃~現在までのチャート確認してみると、以下のようになります。

NZD/USD

  • 最安値 :0.3853  ( 2000年10月 )
  • 最高値 :0.8850  ( 2011年7月 )
  • 中央値 :0.6350
  • 値幅  :0.4997ドル

この結果より、

中央値の0.6350から0.3853近辺まで買いトラリピを、

中央値の0.6350から0.8850近辺まで売りトラリピを

自己資金に合わせて仕掛けていくことになりますが、

以下のような内容でアレンジしています。

NZD/USDをアレンジ

  • 中央値を、計算で出した0.6350から少しずらし、0.6347にする
  • 設定した日の為替状況を見て、買いトラリピの範囲を狭める(※)

※具体的には、売りトラリピについては、中央値付近の0.6347→0.8850までのところを、本数を減らして0.6347→0.7487としています。(買いトラリピも同様です)

今回のトラリピ設定のイメージ図は、このようになります。

青い部分が売りトラリピゾーン、赤い部分が買いトラリピゾーンになります。

トラリピ運用試算表でチェック!(NZD/USD 売りトラリピ)

資金:45万円 という条件で、

NZD/USDの売りトラリピが1990年頃~現在までの最高値の状況になったときに、

証拠金維持率がどうなるかをトラリピ運用試算表で調べてみました。

ロスカットが0.86216USDとなっています。

資金が45万円ですと、耐えられるのは0.86216USDまでで、

1990年頃~現在までの最高値(0.8850)までは耐えられない状況です

今回高値として設定した0.7487より為替レートが上がってきた場合

資金状況によりますが、そのまま続けるのか、

いったんリセットするのかを判断する必要があります。

トラリピ運用試算表でチェック!(買いトラリピ)

資金:40万円 という条件で、

NZD/USDの買いトラリピが1990年頃~現在までの最安値の状況になったときに、

証拠金維持率がどうなるかをトラリピ運用試算表で調べてみました。

ロスカットが0.44183USDとなっています。

資金が40万円ですと、耐えられるのは0.44183USDまでで、

1990年頃~現在までの最安値(0.3853)までは耐えられない状況です

今回、トラリピのレンジ幅で最も安値として設定した0.5051より為替レートが下がってきた場合

資金状況によりますが、そのまま続けるのか、

いったんリセットするのかを判断する必要があります。

AUD/NZD

AUD/NZDの考え方

AUD/NZDです。

1990年頃~現在までのチャート確認してみると、以下のようになります。

※今回は、2001年から~2020年9月までのチャートでの確認としました。

また、1989年1月に最高値として1.474となったようですが、この数値は考慮していません。

AUD/NZD

  • 最安値 :0.99960  ( 2020年3月 )
  • 最高値 :1.37960  ( 2011年3月 )
  • 中央値 :1.1896
  • 値幅  :0.38NZドル

この結果より、

中央値の1.18960から0.99960近辺まで買いトラリピを、

中央値の1.18960から1.37960近辺まで売りトラリピを

自己資金に合わせて仕掛けていくことになりますが、

以下のような内容でアレンジしています。

AUD/NZDをアレンジ

  • 中央値を、計算で出した1.18960から少しずらす
  • 設定した日の為替状況を見て、買いトラリピの範囲を狭めたり、範囲全体をずらす
  • 売りトラリピと買いトラリピの境目を少し重なるように設定する
  • 回転率、利益金額の両方に対応するため、利益金額を小さめにし、決済トレールありの設定にする

※売りトラリピについて、上の結果のままだと中央値付近の 1.18960→1.37960までのレンジになるのに対して、現在の為替レートとの乖離が大きいため、このレンジではトラリピをせずに、トラリピの範囲を1.0749→1.1169に変更しています。

トラリピ設定のイメージ図は、このようになります。

青い部分が売りトラリピゾーン、赤い部分が買いトラリピゾーンになります。

トラリピ運用試算表でチェック!(売りトラリピ)

資金:30万円 という条件で、

AUD/NZDの売りトラリピが2001年頃~現在までの最高値の状況になったときに、

証拠金維持率がどうなるかをトラリピ運用試算表で調べてみました。

ロスカットが1.31002NZDとなっています。

資金が30万円ですと、耐えられるのは1.31002NZDまでで、

2001年頃~現在までの最高値(1.37960)までは耐えられない状況です

今回高値として設定した1.1169より為替レートが上がってきた場合

資金状況によりますが、そのまま続けるのか、

いったんリセットするのかを判断する必要があります。

トラリピ運用試算表でチェック!(買いトラリピ)

資金:60万円 という条件で、

AUD/NZDの買いトラリピが2001年頃~現在までの最安値の状況になったときに、

証拠金維持率がどうなるかをトラリピ運用試算表で調べてみました。

ロスカットが0.96658NZドルとなっているため、2001年頃~現在までの最安値(0.99960)までは、何とか大丈夫そうです。

EUR/GBP

EUR/GBPの考え方

EUR/GBPになります。

1990年頃~現在までのチャート(トラリピのチャート)を確認してみると、以下のようになります。

※今回は、2001年から~2021年5月までのチャートでの確認としました。

EUR/GBP

  • 最高値 :0.98029  ( 2008年12月 )
  • 最安値 :0.60400  ( 2001年12月 )
  • 中央値 :0.79214
  • 値幅  :0.37629GBP

この結果より、

中央値の0.79214から0.60400近辺まで買いトラリピを、

中央値の0.79214から0.98029近辺まで売りトラリピを

自己資金に合わせて仕掛けていくことになりますが、

以下のような内容でアレンジしています。

EUR/GBPをアレンジ

  • 中央値を、計算で出した0.79214から少しずらす
  • 設定した日の為替状況を見て、買いトラリピの範囲を狭めたり、範囲全体をずらす
  • 売りトラリピと買いトラリピの境目を少し重なるように設定する
  • 回転率、利益金額の両方に対応するため、利益金額を小さめにし、決済トレールありの設定にする

今回のトラリピ設定のイメージ図は、このようになります。

青い部分が売りトラリピゾーン、赤い部分が買いトラリピゾーンになります。

EUR/GBPの現在の為替レートは、最高値、最安値のほぼ中央くらいの位置にあり、

運用試算表での計算がしやすい状況です。

トラリピ運用試算表でチェック!(売りトラリピ)

資金:45万円 という条件で、

EUR/GBPの売りトラリピが2001年頃~現在までの最高値の状況になったときに、

証拠金維持率がどうなるかをトラリピ運用試算表で調べてみました。

ロスカットが0.97956GBPとなっています。

資金が45万円ですと、耐えられるのは0.97956GBPまでで、

2001年頃~現在までの最高値(0.98029)までは耐えられない状況です

今回高値として設定した0.91864より為替レートが上がってきた場合

資金状況によりますが、そのまま続けるのか、

いったんリセットするのかを判断する必要があります。

トラリピ運用試算表でチェック!(買いトラリピ)

資金:40万円 という条件で、

EUR/GBPの買いトラリピが2001年頃~現在までの最安値の状況になったときに、

証拠金維持率がどうなるかをトラリピ運用試算表で調べてみました。

ロスカットが0.66911GBPとなっています。

資金が40万円ですと、耐えられるのは0.66911GBPまでで、

2001年頃~現在までの最安値(0.60400)までは耐えられない状況です

今回安値として設定した0.72573より為替レートが下がってきた場合

資金状況によりますが、そのまま続けるのか、

いったんリセットするのかを判断する必要があります。

おわりに

こちらの設定内容に更新して、

2021年7月19日からスタートさせています。

今回設定した内容です。

今回は、決済トレールの恩恵をより多く受けるための設定変更となります。

上のトラリピ運用試算表の項目でも書きましたが、為替レートをしっかりと注視し、

判断をしていく必要があります。

設定変更後に、為替レートがどのように動いていくのか、とても楽しみです。

今までよりもトラリピが機能してくれるようになるといいなと思います。

以上、トラリピ設定更新(2021年7月) でした。

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