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トラリピ トラリピ設定

トラリピ設定更新(2021年12月)

トラリピ設定を更新

2021年12月下旬に、トラリピ設定を変更しました。
設定の変更内容は、以下のようになります。

トラリピ設定変更内容

  • 利益金額の変更
  • トラップ幅を一部変更
  • トラップ本数を一部変更

また、トラップ幅の変更とトラップ本数の変更に伴い、レンジの幅も変更しています。

今回の変更は、2021年7月に設定を変更して以来になります。
2021年7月の設定変更以降、順調に推移していくことができました。
そこで、

  • 前回の設定は7月で約半年経っている
  • 年末で時期的に区切りがいい
  • 全体の資金も少し変化したので、現状に合わせたい
  • 設定変更により、利益を少し大きくしていきたい
  • できれば、通貨ペアでの利益の偏りもなくしたい

ということで、全体的に見直ししようと思い、変更を実施しました。

更新したトラリピ設定


設定変更についての基本的な考え方ですが、前回の設定で、すべての通貨ペアで採用した決済トレールは、引き続き採用しています。

今回更新した設定について、以下に説明します。
青字が、前回(2021年7月)の設定に対して、追加・更新した部分になります。

今回(2021年12月)の設定内容

※グレーの部分は、今回設定していません。今後、実際の為替レートを見て、随時追加していく予定です。

参考に、前回(2021年7月)に設定した内容が以下の表になります。
表内の青字は、設定時に追加した内容です。

2021年7月に設定した内容

レンジについては、キリのいい数値から少しずらしています。

また、利益金額について明確な設定根拠はなく適当に決めましたが、
方向性としては、以下のような内容で変更しました。

  •  利益金額   : 少なめに設定
  •  決済トレール : ありに設定

各通貨ペアでのトラリピ設定の決め方は、
以前から変わっていません。(2020年7月の記事を参考)

  • レンジの幅 :売りトラリピと買いトラリピの境目が少し重なる設定にしています。
  • トラップ本数:資金に合わせての設定にしています。

各通貨ペアについて

各通貨ペアでの設定について、説明していきます。

私の各通貨ペアでのトラリピの決め方は以下のようになります。

  1.  通貨ペアの、1990年頃~現在までのチャートを確認する
  2.  最高値、最安値、中央値を確認する。※1
    ⇒ トラリピハーフアンドハーフでの運用を想定しています。
  3.  トラリピ運用試算表で、中央値を中心にして
    買いトラリピ/売りトラリピを設定する。
    ⇒ ここで、どのくらいの資金を割り当てるかを決めます。

※1 あくまで、長期間での値動きの範囲をつかむためのものですので、数値には多少のズレがあります。

では、設定更新の詳細を以下で説明します。

NZD/USD

NZD/USDの考え方

NZD/USDです。
1990年頃~現在までのチャート確認してみると、以下のようになります。

NZD/USD

  • 最安値 :0.3853  ( 2000年10月 )
  • 最高値 :0.8850  ( 2011年7月 )
  • 中央値 :0.6350
  • 値幅  :0.4997ドル

この結果より、
中央値の0.6350から0.3853近辺まで買いトラリピを、
中央値の0.6350から0.8850近辺まで売りトラリピを
自己資金に合わせて仕掛けていくことになりますが、以下のような内容でアレンジしています。

NZD/USDをアレンジ

  • 中央値を、計算で出した0.6350から少しずらし、0.6347にする
  • 設定した日の為替状況を見て、買いトラリピの範囲を狭める(※)

※具体的には、売りトラリピについては、上の結果のままだと中央値付近の0.6347~0.8850までのレンジになるのに対して、本数を減らして0.6347~0.7487としています。(買いトラリピも同様の考え方でです)
今回は、利益を少し多くしたいと考え、2021年7月とレンジは変更せずにトラップ本数を1つ増やしています。

今回のトラリピ設定のイメージ図は、このようになります。
青い部分が売りトラリピゾーン、赤い部分が買いトラリピゾーンになります。

トラリピ運用試算表でチェック!(NZD/USD 売りトラリピ)

資金:45万円 という条件で、NZD/USDの売りトラリピが1990年頃~現在までの最高値(0.8850)の状況になったときに、証拠金維持率がどうなるかをトラリピ運用試算表で調べてみました。

ロスカットが0.84415USDとなっています。
資金が45万円ですと、耐えられるのは0.84415USDまでで、
1990年頃~現在までの最高値(0.8850)までは耐えられない状況です

今回高値として設定した0.7487より為替レートが上がってきた場合
資金状況によりますが、そのまま続けるのか、いったんリセットするのかを判断する必要があります。

AUD/NZD

AUD/NZDの考え方

AUD/NZDです。
1990年頃~現在までのチャート確認してみると、以下のようになります。
※2001年から~現在までのチャートでの確認としました。また、1989年1月に最高値として1.474となったようですが、この数値は考慮していません。

AUD/NZD

  • 最安値 :0.99960  ( 2020年3月 )
  • 最高値 :1.37960  ( 2011年3月 )
  • 中央値 :1.1896
  • 値幅  :0.38NZドル

この結果より、
中央値の1.18960から0.99960近辺まで買いトラリピを、
中央値の1.18960から1.37960近辺まで売りトラリピを
自己資金に合わせて仕掛けていくことになりますが、以下のような内容でアレンジしています。

AUD/NZDをアレンジ

  • 中央値を、計算で出した1.18960から少しずらす
  • 設定した日の為替状況を見て、トラリピの範囲を狭めたり、範囲全体をずらす
  • 売りトラリピと買いトラリピの境目を少し重なるように設定する

具体的には、売りトラリピについて、上の結果のままだと中央値付近の 1.18960~1.37960までのレンジになるのに対して、現在の為替レートとの乖離が大きいため、このレンジではトラリピをせずに、トラリピの範囲を1.0575~1.1184に変更しています。

今回は、利益を少し多くしたいと考え、2021年7月の設定よりもレンジを拡大し、その分トラップ本数も増やしています。

トラリピ設定のイメージ図は、下のようになります。
青い部分が売りトラリピゾーン、赤い部分が買いトラリピゾーンになります。

トラリピ運用試算表でチェック!(AUD/NZD 売りトラリピ)

資金:30万円 という条件で、

AUD/NZDの売りトラリピが2001年頃~現在までの最高値(1.37960)の状況になったときに、

証拠金維持率がどうなるかをトラリピ運用試算表で調べてみました。

ロスカットが1.21266NZDとなっています。
資金が30万円ですと、耐えられるのは1.21266NZDまでで、
2001年頃~現在までの最高値(1.37960)までは耐えられない状況です

今回高値として設定した1.1184より為替レートが上がってきた場合、資金状況によりますが、そのまま続けるのか、いったんリセットするのかを判断する必要があります。

EUR/GBP

EUR/GBPの考え方

EUR/GBPになります。
1990年頃~現在までのチャート(トラリピのチャート)を確認してみると、以下のようになります。
※2001年から~現在までのチャートでの確認としました。

EUR/GBP

  • 最高値 :0.98029  ( 2008年12月 )
  • 最安値 :0.60400  ( 2001年12月 )
  • 中央値 :0.79214
  • 値幅  :0.37629GBP

この結果より、
中央値の0.79214から0.60400近辺まで買いトラリピを、
中央値の0.79214から0.98029近辺まで売りトラリピを
自己資金に合わせて仕掛けていくことになりますが、以下のような内容でアレンジしています。

EUR/GBPをアレンジ

  • 中央値を、計算で出した0.79214から少しずらす
  • 設定した日の為替状況を見て、買いトラリピの範囲を狭めたり、範囲全体をずらす
  • 売りトラリピと買いトラリピの境目を少し重なるように設定する

今回のトラリピ設定のイメージ図は、このようになります。

青い部分が売りトラリピゾーン、赤い部分が買いトラリピゾーンになります。

EUR/GBPの現在の為替レートは、最高値、最安値の中央に近い位置にあり、運用試算表での計算がしやすい状況です。想定した結果に近くなると思います。
つまり、今はスタートするにはかなりいい時期なのではないかと考えられます。

トラリピ運用試算表でチェック!(EUR/GBP 売りトラリピ)

資金:45万円 という条件で、

EUR/GBPの売りトラリピが2001年頃~現在までの最高値の状況になったときに、

証拠金維持率がどうなるかをトラリピ運用試算表で調べてみました。

ロスカットが0.96634GBPとなっています。
資金が45万円ですと、耐えられるのは0.96634GBPまでで、2001年頃~現在までの最高値(0.98029)までは耐えられない状況です

今回高値として設定した0.91594より為替レートが上がってきた場合、資金状況によりますが、そのまま続けるのか、いったんリセットするのかを判断する必要があります。

おわりに

こちらの設定内容に更新して、
2021年12月19日からスタートさせています。

今回設定した内容です。

以上が、今回の設定変更となります。
上のトラリピ運用試算表の項目でも書きましたが、今後も為替レートをしっかりと注視し、判断をしていく必要があります。

今後、為替レートがどのように動いていくのか、とても楽しみです。
今までよりもトラリピが機能してくれるようになるといいなと思います。
以上、トラリピ設定更新(2021年12月) でした。

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